はじめに|高配当株を“どうやって選べばいいか”迷っていませんか?
「投資信託はやってるけど、そろそろ個別株も始めたい」
「高配当株投資を始めてみたいけど、どの株を買えばいいかわからない」
そんな悩みを持っている方は少なくないと思います。
高配当株は「配当金」という形で定期的な収入が得られるのが魅力の投資法です。
ただし、配当利回りの高さだけで選ぶと、思わぬ落とし穴にはまることもあります。
この記事では、高配当株の探し方と選び方の考え方について、
一般的な視点と筆者自身の経験を交えて、初心者にもわかりやすく解説します。
「配当利回りが高いからって飛びつくのは危険!
ぼくと一緒に“じょうずな選び方”を学ぼう♪」
▶▶「そもそも高配当株投資ってなに?」という方は、こちらの記事を先にご覧ください👇
1. 高配当株の選び方|初心者が見るべき3つの重要ポイント
見るべき指標は?
高配当株投資を始めるとき、多くの人が真っ先に気にするのが「配当利回り」です
確かに重要な指標だと思いますが、実はそれだけでは判断するのは危険です。
もちろん様々な観点から見る必要がありますが
初心者でも最低限見るべきポイント3つです!
- 配当利回り
- 配当性向
- 企業の業績
配当利回りだけに惑わされない
株価に対する年間の1株当たりの配当金の割合を配当利回りと呼びます。
一般的に高配当株といわれる株式の配当利回りの目安は3~6%程度です。
ただし、利回りが高すぎる株には注意が必要です。
配当利回りが相場に比べて高い時には、その理由を考える必要があります
高配当の“落とし穴”の例
・業績悪化で株価が急落した結果、見かけ上の利回りが高くなっている
・一時的な記念配当で利回りが高くなっているだけ
こうしたケースでは、将来的な減配や無配のリスクがあるため、
過去の配当実績や株価の推移もあわせてチェックしましょう。
配当性向を見て、無理な配当じゃないか確認
配当性向とは、純利益から配当金をどのくらい支払っているかをパーセンテージで表したものです。
業種によって目安は変わってきますが、一般的に20〜50%程度であれば、正常であるといえます
配当性向が高すぎる企業は、無理して配当を出してることもあり、将来的な減配も考えられるので、
配当性向を確認して、今後の増配の余地があるか、確認することも大事です。
この指標を見ることで、「今後も安定して配当がもらえそうか」「増配の余地があるか」が見えてきます。
業績の安定性もチェック!
配当があっても、株価がどんどん下がる企業に投資してしまうとトータルでマイナスになりかねません。
・売上や営業利益が安定しているか
・減収・赤字が続いていないか
など、決算情報やIR資料を見て、企業の実力を確認することが大切です。
配当だけじゃなく“持続可能性”がカギ
3つの視点を通して共通して言えるのは、
「長期的に配当を受け取り続けられるか?株価の上昇や配当金の増配もありえるか」という視点が何より大切だということです。
✅ 利回りだけでなく、その裏にある理由をチェック
✅ 無理な配当じゃないか? → 配当性向を確認
✅ 企業の成長力はある? → 業績をチェック
こうしたポイントを意識することで、失敗しにくい高配当株選びができるようになります。
2. 高配当株の探し方|楽天証券スクリーナーの使い方とおすすめツール
「高配当株に興味はあるけど、どうやって探せばいいのかわからない…」
そんな方におすすめなのが、証券会社のスクリーニング機能です。
ここでは、私も実際に使っている【楽天証券】の「スーパースクリーナー」を使った、高配当株の探し方をステップごとに紹介します。
ステップ①:楽天証券のスーパースクリーナーを活用しよう
楽天証券の「スーパースクリーナー」では、配当利回りや株価などの条件で銘柄を簡単に絞り込むことができます。
▷ 高配当株を探す手順(楽天証券の場合)
1.楽天証券のサイトにログイン
2.メニューから「スーパースクリーナー」を選択
3.おすすめスクリーナー一覧の中から【高配当銘柄】をクリック
4.左下の「詳細検索項目」に自動で配当利回りなどの条件が入力されます
5.必要に応じて、検索条件をカスタマイズ(後述)

ステップ②:条件をカスタマイズしてさらに絞り込む
「高配当銘柄」だけではなく、以下のような条件を追加すると、より自分に合った銘柄を見つけやすくなります。
追加できるおすすめ検索条件
- 投資金額:資金が限られている方は「5万円以下」「10万円以下」で絞ると◎
- 業種:特定の業種に偏らないよう分散投資にも活用できる
- 配当性向や自己資本比率:財務面の健全性もチェック可能
スクリーニング機能を使えば、数ある上場企業の中から“条件に合った株”だけを効率的にリストアップできます。

ステップ③:候補の中から気になる銘柄をチェック
条件に合致した銘柄が表示されたら、気になる企業をクリックして詳細情報を確認しましょう。
楽天証券の銘柄ページでは、株価や配当利回り、PERやPBRのような重要情報が一目でわかります。
※ PERやPBRなどの指標の解説は、以下の記事で詳しく紹介しています👇
ステップ④:IR BANKで配当推移を確認しよう
さらに深掘りしたい方には、「IR BANK」という無料サイトもおすすめです。
- 過去10年分の配当金の推移グラフが見られる
- 売上や営業利益などの業績推移も一目で確認可能
- 企業ごとのページがシンプルで見やすい
楽天証券とIR BANKの情報を併用することで、「今だけ高配当」ではない“安定した企業”を見極める精度が格段に上がります。
まとめ:探すだけなら誰でもできる!選ぶコツは「過去を調べる」こと
スクリーニング機能を使えば、高配当株の候補を一気に絞り込むことができます。
ただし、“数字が良さそう”という理由だけで飛びつかず、
- 過去の配当実績
- 財務の健全性
- 業績の安定感
をしっかりチェックすることが、長く配当を得るためのコツです。
3.高配当株は“探し方”と“選び方”が大切!
高配当株投資を始めるうえで大切なのは、「利回りだけで判断しないこと」「情報をもとにしっかりと銘柄を選ぶこと」**です。
✅ 楽天証券のスクリーニング機能を使えば、初心者でも簡単に高配当株を絞り込むことができます
✅ 配当利回り・配当性向・業績の3つの視点でバランスよくチェックするのがポイント
✅ IR BANKなどの外部ツールも併用することで、過去の配当実績や業績の推移も確認できます
高配当株は「じっくり育てる投資」。
焦らずコツコツ調べて、自分に合った銘柄を見つけていきましょう!



